揺れる想いは万華鏡

Swaying heart is Kaleidoscope.

「劇場版ポケットモンスター きみにきめた!」レポ

どうもこんにちは。mrjです。

遅ればせながら、今回は「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」の感想なんかについてつらつらと述べていけたらなと思います。

とはいえ、見たのは一ヶ月以上前で、見たその日に「レポ書くわw」って宣言しておきながら、これほど遅れてしまったのは失態の極みです。

誠に申し訳!w

 

 

・結局はいつものポケモン映画

早速ですが、結論から述べると、ぶっちゃけいつものポケモン映画です。

展開は容易に想像できる例年のパターンを踏襲したような感じです。ポケモン映画に関してはこれが理想的といえば理想的だと感じますが。

 

話は逸れましたが、これだけいつものポケモン映画だったのに今年のはひと味違う。

いや、ひと味違うはちょっと言葉のニュアンスが伝わりにくい。僕が言いたいのは過去最高だったということです。

ポケモン映画を見たのは久しぶりもあって説得力に欠ける部分はありますが、構成・作画・音楽、どれをとっても圧巻たるものでした。

 

・テーマ性

 

ですが、今回この映画、ぼくが一番強く感じたのはテーマ性の強さです。

そもそもどうして、今回パラレルワールドを展開してまでサトシとピカチュウの出会いを描いたのか、これが一番の疑問点でした。

どうしてサンムーンシリーズを踏まえた作品ではなく、原点に回帰したのか?

20周年を機に、ポケモンワールドにおける人間とポケモンの「関係性」について、整理を加えたかったのではないか。

整理とは何か。制作陣とファンとの認識の統一を図ること、と考えます。

所感としてはこのあたりです。

 

ではここにおける人間とポケモンの「関係性」についてなのですが、これもまた多様化している。

当然ですが、人間が他の人間と関わりを持つとき、その関係はいろいろな側面を帯びることになります。分かりやすい例で示せば、友情や恋愛などが挙げられるでしょうか。

ポケモンも生き物であるので、いや生き物だからという説明はこの場合不適切かもしれませんが、人間と相互作用を起こす存在である時点で何らかの関係がそこには生じます。

そしてその「関係性」ですが、その派生の結果として様々なエピソード、ストーリーが生まれるわけです。

この映画は、そのエピソードを羅列しすることで帰納的に「関係性」の主軸を視聴者に示すための媒体であったといった点が考えられました。

 

ピカチュウ:出会い

バタフリー:別れ

リザードン:忠誠、強さ

 

サトシのポケモンで言うならばこのあたりでしょうか。言葉で表現してしまうと色々な解釈が生まれるでしょうが、エピソードから想起されるテーマのイメージについては、見る人共通に統一できるものだと思います。

 

・残念だった点(ネタバレ多め)

これが結構ありまして、

 

マーシャドーの存在意義が不明

   終始行動原理が謎で、存在する意味がわからない。見た人は共通に感じた疑問点だと思います。このポケモンがいなくても物語は整合性が取れているし、わざわざ幻のポケモンを使うために無理にストーリーにぶっこんだとしか思えない登場ははっきり言えば蛇足、このポケモンに対するテーマ性の薄さには絶句してしまいました。

ピカチュウが喋ってしまう

   サトシの脳内補完であることは間違いないとは思うのですがそれにしても喋らせてしまうか~~といった感じでした。ぼくがいままでアニポケを見てきてピカチュウが喋ったことを見たことないことを考えれば、これがどれだけ異常なことか分かるかと思います。終盤のシーンであり、伝えたいことは分かるのですが、含みをもたせて視聴者に解釈の余地を与えるのではダメだったのでしょうか?

「いつもいっしょにいたいから」という何のひねりもないセリフの表面的な意味を視聴者と共有するためだけに喋らせてしまったのであれば本当に残念なことです。

ロケット団が…

   活躍しません。ただのモブです。サトシたちとの絡みがほとんどないまま終わってしまったのは誠に遺憾の一言です。

④超展開

   終盤ですがマーシャドーたちとのバトル、正直何が起こっているのか分かりません。おまけにご都合主義。でもまあサトシほど立派な人間は現実にはほとんどいないのでご都合に関しては許容されてもよいのでは?

 

 

・結論

なんだかんだ書いてしまいましたが、ぼくが一番この映画でいいな~って思ったのは、サトシが「人間」であったところです。ぼくがアニポケのサトシを嫌いなのは、”全体を通して”成長がされないところなんですね。だけど今回の映画に関しては、葛藤を乗り越え様々なポケモンと交流を深め、成長していく過程が非常に明確に描かれていた点がとっても好評価でした。

 

おもしろい作品だったので、みんな是非一度は見てみてください。それでは、bye~~~~~~~