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劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 Evolution レビュー

はいこんにちは、marajです。

Maraj, Maharaj, or Maragh is a Hindu Indian surname derived from the Sanskrit word Maharaja.            -- From Wikipedia, the free encyclopedia

突然なんですが、marajとはインドの王様のことらしいです 。どうでもよいですが。

 

さて、今回も例に漏れず今年度のポケモン映画のレビューです。

レビューとはいっても、考察であったり批評ではなく、ただのオタクの語りたがりです。

ネタバレ少々ありですが、ご勘弁を。

 

 

1. この映画は

20年前に公開した「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」の完全リメイクです。

そして、ぼくはこの原作を幼いころ見はしたものの、ほとんど覚えておりません。

加えて、今回冒頭の30分ほどは寝てしまいました。

なので、映画の内容についての理解はほぼ浅い状態でのレビューとなります。

 

結論から申し上げると、かなり不快な映画でした。なので、この記事はネガキャンの嵐になります。

僕は根暗なので、ネガキャンは言うなれば得意技なわけですが、僕だってそんなことを好き好んでしたいわけではないです。

 

これはいわゆるライフハックですが、あらゆる作品に感動する心を持っていれば、僕みたいにネガキャンをぶつけることでしか語れない悲しい人間になることはないわけです。そして、その方が圧倒的に人生は幸せです。

だから幸せに生きたい人は、そもそもそんなネガキャンに身を投じるのは時間の無駄であるし、早々にブラウザバックすることが推奨されます。

そうまでして、なぜ僕がここに恨みつらみを書き重ねるのかというと、ただの語りたがりだからです。

 

2. 3DCGが綺麗である

とはいえ、この映画にも良いと感じた点はあります。

  • グラフィックが綺麗

これは予想に反した感想でしたが、この映画のグラフィックはあまりに綺麗です。

プロモーションを見たときは、「コレなんや?」という感情を隠しきれなかったのですが、実際に映画を見てみると感動しました。

特にモデリングには相当力が入っているものを感じました。ポケモンの質感などはとてもリアルで、現実世界に存在してもおかしくないと感じるほどの出来でした。

  • ジュンサーさんがえっち

見てください。タケシの気持ちがわかります。

 

以上です。以上かよ・・・

 

3. 哲学的である

この作品では、哲学的な問いが視聴者に提示されています。

  • 自分とは何か?

ざっくりテーマは「自己存在」なのかな?

ちょうど20年前くらいは、クローン羊のドリーかなんかが倫理的にどうなんだみたいなトピックがあった気がします。

この作品もクローンを通して、「自己存在」に対する問いかけを視聴者に投げかけているのかな、と感じました。

なかなか、現代社会に鋭くメスを入れた前衛的な映画だと思います。これが子供向けであるとはとても思えないし、ポケモン映画の1作目とも到底信じがたい。

 

物語は、ミュウツーが生み出されることでこの問題の提起がなされ、オリジナルとクローンが、お互いの存在をかけて互いに排斥しあうことでこの問題を解決しようとします。しかし、サトシやピカチュウニャースなどの特異点をキーとして、この映画は、全ての存在に対する賛美歌という位置付けになるわけです。

 

4. キャラクターが存在しない

これは流行りもあるのかもしれませんが、最近のポケモン映画は、人がポケモンとある問題に直面し、乗り越えることで人が成長する話であったと記憶しています。

極論かもしれませんが、ある物語が面白くなるのは、登場人物が物語の過程を通して成長し、そこに何らかの共感を見出すことで、感動体験へと結びつくからだと思います。

 

この映画は、近年の流行りであるキャラクターの成長物語では一切ありません。

その実は、キャラクターごとにテーマを憑依させ、ある問題に対するテーマの位置付けを与え、その問題に対する答えを視聴者に提示する、いわゆる隠喩性に富んだメッセージ性の強い作品であるわけです。

だから、この映画の登場人物(またはポケモン)は、自らの信念に基づいた独自の動きをするのではなく、その与えられたテーマに沿って動く、言うなれば駒みたいなもので、それをキャラクターとは呼べない(呼びたくない)わけです。(それを脚本家の意図するイメージに結びつけることが成功しているなら、広義のキャラクターとは呼べると思いますが)

クローンピカチュウが無抵抗のオリジナルピカチュウを殴り続けるシーンを不快に思った方も結構いるのではないでしょうか、当然痛ましいシーンゆえに辛い気持ちになるのもあると思いますが、どちらのピカチュウも(視聴者サイドから見て)キャラクターではなかったからだと思います。

 

 

5. 共感できなかった・・・

まあなんだかんだ言ったんですけど、この映画に微塵も共感できなかったのが大きいです。

ぼくには、どのキャラクターの行動理念も理解できなかったし、結局投げやりな回答を視聴者に対して提示しただけだったというのが一番腹立たしいでしょうか。

 

ぼくは涙で解決する作品が嫌いです。ポケモンが涙を流しまくっているシーンには正直気持ち悪さしかなかったです。(※ 原作には、アイツーというキャラが「涙を流すのは人間だけ」みたいなこと発言するシーンあったらしいです。なぜカットしてしまった・・・)

 

子供はこの映画を見て何を思うんでしょうか?

大人はこの映画を見て何を思うんでしょうか?

 

見終わったあと、となりの大学生っぽい2人組が「イイ話だったな〜」って言ってました。

どこが感動する要素だったのか教えて欲しいです。

 

それでは